デジタルイラストについて

私の描く絵はデジタルイラストです。

アナログとは違いパソコンの画面に向かって、ペイントソフトを使用し制作しています。

使用しているソフトはクリップスタジオとSAI。

アナログでイラストを描くのと同じように筆やペンなどのツールがあり、色塗りは主に筆ツール、線を描く時はペンツールを使います。

またそれぞれのソフトには特徴があります。

クリップスタジオは機能・素材が豊富で、移動・変形や選択範囲の作成などコマンドの使い勝手に優れています。

一方SAIは色の塗り混ぜが自然で、筆を使ったグラデーション表現に優れます。

主に線画作成や普段の塗りにクリップスタジオ、うまくいかない時やここぞという時にSAI、と併用して使用しています。


デジタルイラストの特徴としてレイヤという概念があります。

どういうものかというと、アニメでいうセル画みたいな物を想像頂きたいのですが、ボデイ・タイヤ・ガラス・モールディングなどそれぞれの部位で切り出したセル(レイヤ)を作成し、それを線画の下に重ねて絵を構成していきます。

それぞれが独立しているので、例えばボディの色替えをする時比較的容易に作業を進める事ができます。

またボディ・タイヤなど特定の箇所で複数のレイヤを使うことも多く、一枚のイラストでだいたい70~140くらいのレイヤを使用します(背景をのぞく)

塗りが終了したらレイヤを統合して完成です。

↑レイヤ概念
それぞれの部位で選択範囲を作成、彩色していく


レイヤを使った表現として透過率を変更する事で、色々な事が可能になります。

例えばボディ色の上に半透明な黒を置くことで深みのあるダークカラーを表現できます。

↑青+黒(透過率70%)でダークブルーに調色


また水色を半透明にして重ねる事でガラスの表現ができます。

↑水色(透過率を左へ向かうにつれ調整してガラス表現)


また、ウインカーレンズの表現にもレイヤを活用しています。

↑レンズのパターンを別に作成し上に重ねる

このようにレイヤを重ねる事でアナログでは難しい表現が可能になります。

ぜひギャラリーページで作例をご覧になってください。


背景士web

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